西武は大量16人、日本ハムはわずか2人… 第1次戦力外通告期間に滲む“チーム編成”

中日・立浪和義監督、DeNA・三浦大輔監督、日本ハム・新庄剛志監督、西武・松井稼頭央監督(左から)【写真:矢口亨】
中日・立浪和義監督、DeNA・三浦大輔監督、日本ハム・新庄剛志監督、西武・松井稼頭央監督(左から)【写真:矢口亨】

第1次戦力が通告期間は13日まで、ここまで12球団91人が岐路に

 戦力外の第1次通告期間は、クライマックスシリーズ(CS)が開幕する前日までとなっており、13日に終わりを迎える。ここまで12球団計91人が通告を受けたが、最多は西武の16人、一方で日本ハムは最少のわずか2人と大きく差が出ている。

 西武は現役引退を決めた公文克彦投手や、森脇亮介投手、2017年ドラフト1位で育成の齊藤大将投手ら。しかしそのうち育成選手が7人を占めている。西武の他にも10人以上が岐路に立ったのは、西川遥輝外野手ら11人の楽天、福田秀平外野手ら10人のロッテ10人、田中健二朗投手ら10人のDeNAだった。4球団は来季に向け、早い段階で大胆な戦力整理を断行したといえる。

 動きが少なかったのは日本ハムの他にも、中日で3選手。しかし堂上直倫内野手ら4人が現役を引退し、ソイロ・アルモンテ外野手とアリスティデス・アキーノ外野手の退団が発表されている。巨人とソフトバンクはいずれも6選手に通告したが、全て育成選手だった。支配下選手の戦力整理は今後行っていくことになる。

 第2次通告期間は、CS終了翌日から日本シリーズ終了翌日まで(移動を伴うチームは翌々日まで)。この間にはドラフト会議もあり、チーム編成に大きくかかわってくることも予想される。毎年多くの選手が入れ替わるプロ野球界だが、現段階では球団によって大きな違いが表れている。

(Full-Count編集部)

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