侍経験者にも訪れた戦力外 日本中に歓喜もたらす活躍も…流れた“14年”の歳月

広島・薮田和樹、岡田明丈、巨人・中島宏之、楽天・炭谷銀仁朗(左から)【写真:荒川祐史、小林靖】
広島・薮田和樹、岡田明丈、巨人・中島宏之、楽天・炭谷銀仁朗(左から)【写真:荒川祐史、小林靖】

巨人を戦力外となった中島宏之内野手は第2回WBCでチームトップの打率.364

 プロ野球の第1次戦力外通告期間が13日に終了し、全12球団で計99選手が通告を受けた。ドラフト会議を前に戦力整理を断行したチームも目立ち、5球団が10人以上に通告。かつて、野球日本代表「侍ジャパン」のユニホームを着た選手たちの名前もあった。

 巨人を戦力外となった中島宏之内野手は、2008年に開催された北京五輪と2009年に行われた第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日の丸を背負って戦った。第2回WBCでは、大会期間中に打率.364記録。チームトップの成績を残し、2大会連続の優勝に貢献した。

 楽天でプレーしていた炭谷銀仁朗捕手も、国際大会の経験が豊富だ。WBCは2013年と2017年に出場。2015年にはWBSCプレミア12にも出場した経験がある。さらに、広島から戦力外通告を受けた岡田明丈投手は2018年に行われた日米野球で侍ジャパン入りを果たし、薮田和樹投手も「ENEOS アジア プロ野球チャンピオンシップ2017」で日の丸を背負った経験がある。

 第1次通告期間では、昨年の55選手を大きく上回る99選手に戦力外が伝えられた。第2次通告期間は、CS終了翌日から日本シリーズ終了翌日まで(移動を伴うチームは翌々日まで)となっている。

(Full-Count編集部)

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