FA移籍1年目の明暗 年間200Kの右腕、本塁打激増で2冠王…出場機会激減の捕手も

千賀はメッツで202K、近藤は2冠王、森はオリのV3に貢献
今年のプロ野球でFA宣言して他球団に移籍したのは5選手。日本ハムからソフトバンクに移籍した近藤健介外野手が3つのタイトルを獲得するなど大活躍する選手がいた一方で、苦戦の選手も。5選手の今季を振り返る。
ソフトバンクから海外FA権を行使した千賀滉大投手は5年総額7500万ドル(約112億円)でメッツと契約。29登板(166回1/3)で12勝7敗、防御率2.98、202奪三振と躍動した。シーズン200奪三振はメジャー移籍1年目の日本投手では4人目の快挙だった。
近藤は今季26本塁打、87打点、出塁率.431で3つのタイトルを手にした。日本ハム時代は2021年の11本塁打が最高だったが、今季は激増。打率も.303で2位と、ソフトバンク打線を牽引した。
西武からオリックスに移籍した森友哉捕手は110試合でリーグ4位の打率.294、18本塁打、64打点。捕手、DHの他に右翼でも出場するなど、チームの3連覇に大きく貢献した。
オリックスから日本ハムに移籍した伏見寅威捕手は89試合で打率.201、3本塁打、12打点。盗塁阻止率はリーグ7位の.151だった。
DeNAからソフトバンクに渡った嶺井博希捕手は44試合39打席で打率.206、2本塁打、6打点。昨年はDeNAで93試合262打席に立ったが、出番を大きく減らす結果になった。
(Full-Count編集部)