ソフトバンクの来季新監督に小久保2軍監督が昇格へ 3年連続V逸で藤本監督は退任
2年間のファーム指揮官を経て1軍監督昇格へ
ソフトバンクの来季新監督として小久保裕紀2軍監督の昇格が濃厚となっていることが16日、わかった。2年契約の2年目だった藤本博史監督は2年連続でリーグ優勝を逃し、契約満了で今季で退任。複数の候補の中から小久保2軍監督の昇格で一本化され、現在、水面下で条件面などの交渉が進められている。
3年ぶりのリーグ優勝奪還を目指した今季だったが、オリックスに大差をつけられて3年連続でV逸。クライマックスシリーズでもロッテに敗れてファーストステージで敗退し、日本シリーズ出場と日本一への道は完全に閉ざされた。藤本監督は契約満了で退任、2021年に1軍でヘッドコーチを務めていた小久保2軍監督が昇格する見通しとなった。
和歌山の星林高から青山学院大を経て1993年のドラフト逆指名でダイエーに入団した小久保2軍監督。2004年に無償トレードで巨人へと移籍したものの、2007年にFA権を行使してソフトバンクに復帰し、2012年に現役を引退した。
2021年に1軍ヘッドコーチとしてソフトバンクに復帰すると、2022年からは2軍監督に就任した。2軍では、技術指導だけでなく人間教育も重視。厳しくも愛情を持って接し、若手選手たちからも慕われていた。ソフトバンクの2軍は今季ウエスタン・リーグで優勝し、7日に行われたファーム日本選手権では日本一に輝いていた。
(Full-Count編集部)