FA移籍も戦力外、元キングは本塁打ゼロ 変えられぬ立場…“正念場”だったパ選手の行方

オリックス・T-岡田(左)とソフトバンク・高橋純平【写真:荒川祐史、福谷佑介】
オリックス・T-岡田(左)とソフトバンク・高橋純平【写真:荒川祐史、福谷佑介】

ロッテ・福田秀平は戦力外、ソフトバンク・高橋純平は2年連続で1軍未登板

 競争が激しいプロ野球の世界。近年苦しいシーズンを過ごしていた選手は今季、どんな成績を残しただろうか。パ・リーグの選手を振り返る。

 精彩を放った1人が日本ハム・田中正義投手だろう。2016年ドラフト1位で入団したソフトバンクでは、6年間で0勝0セーブ。ところが、FA移籍した近藤健介外野手の人的補償で加入した新天地でついに覚醒。47登板で、リーグ5位の25セーブをマークした。

 一方で、今季も苦しんだ選手も多い。2019年オフにソフトバンクからFA移籍したロッテ・福田秀平外野手は戦力外通告を受けた。ロッテに在籍した4年間で計89試合出場。今季は3試合出場で打率.250(8打数2安打)にとどまった。

 2010年の本塁打王、オリックスのT-岡田外野手は今季20試合で0本塁打。昨季は36試合1本塁打で、2年連続で苦しいシーズンを送った。2015年ドラフト1位で入団したソフトバンク・高橋純平投手は2019年に45試合に登板したものの、昨季から2年連続で1軍登板がなかった。

 楽天の2016年ドラフト1位・藤平尚真投手はキャリアハイが2018年の4勝。今季は直近5年間で最も多い11試合に登板、2勝4敗で防御率4.44だった。2015年ドラフト1位のロッテ・平沢大河内野手は昨年の13試合から、キャリアで2番目に多い57試合に出場。しかし、打率.170(170打数23安打)、3本塁打に終わった。来季は新しい姿を見せられるだろうか。

(Full-Count編集部)

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