大谷翔平の伝説は「ド軍ではできない」 性格を知る元同僚右腕が考えた“口説き文句”

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

元同僚のジャイアンツ右腕コブが二刀流の闘志に火をつけるような口説き文句を披露

 元エンゼルスで、ジャイアンツのアレックス・コブ投手が、今オフにエンゼルスからFAとなる大谷翔平投手について、ジャイアンツが「移籍先として非常に望ましい場所だと思ってる」と力説した。地元紙のサンフランシスコ・クロニクルが伝えている。

 大谷は今オフの去就について言及していないが、2021年終盤の“勝ちたい発言”からワールドシリーズ制覇を狙えるチームを求めているとの報道が先行。プレーオフ常連のドジャースが最有力候補に挙がっている。コブも「ジャイアンツがプレーオフに進出していれば、いざという時にもっと簡単に売り込めただろうね」と吐露しつつも、二刀流の闘志に火をつけるような“口説き文句”を繰り出した。

「球団をワールドシリーズで争えるようなチームに変えるような人物になることは、クールなことだと思う。この球団では、それを達成できる」

「(NFLの)トム・ブレイディが(移籍前まで低迷していた)バッカニアーズに行った時のようなものだよ。(オオタニも)そういう男になればいい。ドジャースではそれはできない。それが私たちの口説き文句だ」

 数々の不可能を可能にしてきた大谷の性格を知っているからこその発言。同紙は「オオタニが7年間で1度しかプレーオフに進出していないチームとの契約を望むだろうか?」「頻繁に(四球で)歩かせることを阻止できないような打線のいるチームへ?」などと逆風になりそうなポイントを指摘したが、それをも覆す発言だ。

 仮に大谷を獲得できなくても……。同紙はジャイアンツがオリックス・山本由伸投手の獲得へ本腰を入れると伝えている。ザイディ編成本部長が視察していたことを伝え、ローガン・ウェブ、コブとの両右腕で「素晴らしいトリオ」になると指摘している。

 昨オフは地元出身のアーロン・ジャッジ外野手の争奪戦でヤンキースに敗れ、名捕手バスター・ポージーが2021年限りで現役引退してからスター不在の状態だ。同紙は大谷、山本獲りへ向けて、「ジャイアンツはこれまでにないほどの額のオファーを出す必要があるだろう」と呼びかけている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY