1位指名公表は9球団→4球団に“激減” 投手豊作で競合覚悟も…ドラフト前日の心理戦

青学大・常廣羽也斗、國學院大・武内夏暉、ENEOS・度会隆輝(左から)【写真:中戸川知世、加治屋友輝、編集部】
青学大・常廣羽也斗、國學院大・武内夏暉、ENEOS・度会隆輝(左から)【写真:中戸川知世、加治屋友輝、編集部】

広島、西武、ソフトバンク、中日が公表…すでに競合も発生している

 プロ野球ドラフト会議を翌日に控えた25日、ソフトバンクと中日が新たに1位指名予定の選手を公表。ここまで12球団中4球団が公表しているが、昨年とは異なる様相を見せている。昨年は前日までに9球団が公表し、被りもなしという異例の事態。結局、抽選も2選手に2球団ずつと穏やかなドラフトになった。

 先陣を切ったのは広島だった。12日に青学大の常廣羽也斗投手を指名することを公表。全日本大学選手権で最高殊勲選手賞と最優秀投手賞に輝いた右腕に狙いを定めた。24日には西武が國學院大の153キロ左腕、武内夏暉投手を1位指名すると公表。渡辺久信GMは「最も実力あると評価」とコメントを発表した。

 さらに、25日なるとソフトバンクも武内の指名を公表し、3球団目にして重複が発生。また夜になって、中日はENEOSの度会隆輝外野手の1位指名を公表した。4球団の公表にとどまったが、特に投手は豊作と言われており、競合覚悟の球団が多い可能性も。歴史に残るような抽選が発生するのか、目が離せない。

(Full-Count編集部)

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