最速158kmの剛腕、2球団競合の逸材、高校No.1に逆輸入も ドラフト会議、大豊作の左腕

大阪桐蔭・前田悠伍、國學院大・武内夏暉、東洋大・細野晴希(左から)【写真:荒川祐史、小林靖、加治屋友輝】
大阪桐蔭・前田悠伍、國學院大・武内夏暉、東洋大・細野晴希(左から)【写真:荒川祐史、小林靖、加治屋友輝】

鷹&西武が武内指名を公表、細野はMAX158キロ、前田はU-18W杯制覇に貢献

 今年のドラフト会議がいよいよ26日に開催される。3選手の1位入札が25日までに4球団から事前公表されたが、その1人が大学生サウスポーで2球団が“競合”する形になった。大学生だけではなく、今年は高校生にも有力左腕が多い。指名が有力視されるサウスポーを紹介する。

 ソフトバンク、西武の2球団が1位入札を公表したのが、國學院大・武内夏暉投手。身長185センチ、体重90キロの体格で、直球の最速は153キロを誇る。西武・渡辺久信GMは「数多くいる有力候補の中で、最も実力があると評価しました」と話す。

 東洋大学・細野晴希投手は最速158キロを誇る。7月の日米大学野球選手権では第5戦に先発し、6回途中1失点の好投。大学日本代表を優勝に導いた。桐蔭横浜大・古謝樹投手も最速153キロ。今年の春季リーグでMVPに輝いた。大学生では他にも星槎道都大・滝田一希投手、大商大・高太一投手らが注目されている。

 高校生ではまず、世代ナンバーワンとして大阪桐蔭・前田悠伍投手の名前があがる。1年秋から主戦格として活躍。昨年の選抜大会優勝に貢献した。今年も選抜でベスト4。U-18W杯では決勝で完投するなどの活躍で優勝に貢献した。

 その前田に夏の大阪大会決勝で投げ勝ったのは履正社・福田幸之介投手。最速151キロの左腕だ。山形中央高・武田陸玖投手は投打二刀流で、U-18W杯でも活躍した。享栄・東松快征投手は最速152キロを誇る。

 昨年夏の甲子園で優勝した仙台育英で、強力投手陣の一角を担った仁田陽翔投手、強豪の横浜高校で1年からベンチ入りし2度の甲子園を経験した杉山遙希投手もプロ志望届を提出している。

 また、四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスのシンクレア・ジョセフ・孝ノ助投手は、193センチの長身で最速151キロの22歳。今年5月に米国のメアリー大を卒業して徳島に入団。一躍注目を浴びる存在になった。誰もが将来性豊かなサウスポー。どの球団が指名するだろうか。

(Full-Count編集部)

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