DeNA1位の度会、3球団競合に「マジか」 指名漏れから3年「気付いたら涙と鼻水が」
![DeNA1位指名後に会見に臨んだENEOS・度会隆輝【写真:町田利衣】](https://full-count.jp/wp-content/uploads/2023/10/26175646/20231026_watara2_mr.jpg)
「小さい時からとても大好きなチーム。応援も格好いいしファンも温かい」
2023年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日に開催された。3球団競合の末、DeNAが交渉権を確定させたENEOSの度会隆輝外野手は号泣。「気付いたら涙と鼻水が出ていて思ったように喋れていないかもしれないですけど、とてもとても嬉しいです」と語った。
指名を公表していた中日の他、DeNAとロッテも指名して3球団競合。抽選には中日の立浪和義監督、DeNAの三浦大輔監督、ロッテの吉井理人監督が臨み、三浦監督が当たりくじを掲げた。「横浜DeNAさんに選んでいただいてめちゃくちゃ嬉しくて、ホッとしたというか嬉しすぎて『最高でーす』とかやりたかったんですけど」と明かしたが、込み上げる涙を抑えられなかった。
横浜高、ENEOSと縁のあるDeNAに決まった。「小さい時からとても大好きなチーム。応援も格好いいしファンも温かい方が多い。先日練習試合をさせていただいた時も、明るくて楽しくて凄くいいチームだと思っていた。そこでやらせてもらえるのは嬉しいこと。少しでも貢献できるように全力が頑張りたいと思います」と抱負を語った。
DeNAの指名時には驚きの表情も見せた。「選んでくださいと思っていたんですけど、どこに行けても幸せなんですけど、たくさんの球団が選んでくれるということに感謝をした嬉しさの『マジか』だったので、嬉しい意味の驚きというか、競合していただいて嬉しさの言葉だったのかもしれないです」と明かした。
元ヤクルトの度会博文氏の次男。横浜高3年時にはプロ志望届を出すも指名はなく、ENEOSに進んだ。昨夏の都市対抗で橋戸賞(MVP)、若獅子賞(新人賞=3人選出)、打撃賞と野手では史上初の“3冠”を達成する大活躍で、ENEOSを史上最多12度目の優勝に導き、一気に評価を上げた。社会人NO.1スラッガーと呼ばれるまでに成長してドラフト解禁イヤーを迎え、1位指名を勝ち取った。
(Full-Count編集部)
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