日本S、オリ連勝で明日にも王手 2年連続の日本一へ…育成出身“無敗の男”が敵地で奮闘

オリックス・東晃平【写真:矢口亨】
オリックス・東晃平【写真:矢口亨】

オリックス・東晃平が5回81球5安打1失点の粘投

■オリックス 5ー4 阪神(31日・甲子園)

 オリックスは31日、甲子園で行われた「SMBC日本シリーズ2023」第3戦で阪神に5-4で勝利し、8-0で制した第2戦に続いて連勝を決めた。11月1日の第4戦に勝てば、2年連続での日本一に王手となる。パ・リーグ3連覇を決めたオリックスが常勝軍団を証明してみせる。

 敵地の大声援にも負けなかった。育成出身投手として球団初となる日本シリーズの先発マウンドを託された東晃平投手が躍動。2回に3本のヒットを浴びて先制点を与えたが、その後は落ち着いた投球で得点を許さず。5回81球5安打1失点で救援陣でバトンをつないだ。

 東の好投に応えるべく、打線が奮闘。1点を追う4回2死から「4番・一塁」でスタメン出場した頓宮が左中間に同点ソロを放つ。今季のパ・リーグ首位打者は、9月中旬に左足甲の疲労骨折が判明して離脱しており、代打での出場はしていたが、この日がスタメン復帰初戦だった。

 主砲の一撃で波に乗った打線は5回に宗の2点適時二塁打など3安打を集めて3得点、6回にも若月の犠牲フライで1点を追加した。

 打線のつながりもあり、一時は4点差をつけたが3番手の山岡が7回に3点を失って1点差に。僅差の展開となったが、宇田川、平野とつないで接戦を制した。先発した東は昨年10月26日(ヤクルト戦)の宇田川以来の球団育成出身者の日本シリーズ勝ち投手となった。23歳の東は昨年8月にプロ初勝利を挙げ、デビューから7連勝を達成。6年目の今季は6勝無敗で“負け知らずの男”となっており、大舞台でも白星を挙げてみせた。

 オリックスは初戦を0-8で落としたが、第2戦を8-0で勝利して、敵地に乗り込んでいた。連勝で、2年連続の日本一に向けて1歩前進。11月1日の第4戦に勝てば王手となる。

(Full-Count編集部)

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