巨人・阿部監督のNGワード「一切評価しない」 投手陣再建へ正捕手の“視点”

育成ルシアーノとコミュニケーション「いつでもストライクを取る球種を」
巨人の阿部慎之助新監督が1日、監督としての“NGワード”を明かした。宮崎での秋季キャンプがスタートし、午前中に投手陣のブルペン投球を視察。1軍監督を務める上での禁句をあげた。
ブルペンでは育成選手に声をかける場面が目立った。「初めて見る子が多かった」と明かしたが、実際にどう見えたかについては硬く口を結んだ。「ブルペンで良かったというのは言わないようにしようと思います。ブルペンエースは今までいっぱい見てきたので。試合で投げてナンボだと思うので。あそこ(ブルペン)では一切評価しない」。長年、第一線でマスクを被ってきたからこその言葉だ。
2019年にブルージェイズで25試合登板した育成の23歳、エルビス・ルシアーノとは通訳を介してコミュニケーションをとった。「球種が多彩。多彩だったんだけど、変化球2つ、いつでもストライクを取る球種を持って欲しいと。こちらの希望は言いました」。チーム防御率3.39はリーグ5位。正捕手を務めてきた指揮官ならではの視点で投手陣を見ていく。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)
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