日本S、第6戦を終えて互角「23-23」 山本由伸が1失点完投…シリーズ新記録14奪三振

オリックス・山本由伸【写真:小林靖】
オリックス・山本由伸【写真:小林靖】

来季からメジャー挑戦も噂され、日本でのラストマウンドになる可能性も

■オリックス 5ー1 阪神(4日・京セラドーム)

 オリックスの山本由伸投手は4日、京セラドームで行われた阪神との「SMBC日本シリーズ2023」第6戦に先発登板。9回138球を投げて9安打1失点で5-1での完投勝利を飾った。シリーズ新記録となる14三振を奪いながら無四球。第1戦では6回途中7失点でノックアウトされた雪辱を晴らした。来季からメジャー挑戦も噂されるエースの力投で、3勝3敗のタイ。運命の第7戦で日本一が決まる。

 初回を幸先よく3者凡退に抑えたが、2回には再び暗雲が漂った。1死走者なしからノイジーに投じた高めへの156キロ直球を、右翼スタンドに運ばれた。続く佐藤輝に二塁打を許すと、糸原も中前打。木浪は見逃し三振に斬ったが、坂本には死球を与えた。ここで近本から空振り三振を奪うと、勢いに乗った。

 4回にも1死一、三塁のピンチを招いたが、坂本から空振り三振。近本の大飛球は右翼の森友哉捕手がフェンスぎりぎりでグラブに収めた。リプレー検証になったが、フェンスに当たらず捕球しており切り抜けた。ここからは7回2死まで10人連続アウト。8回には、114球目にして158キロを計測する気迫を見せた。

 9回には糸原から空振り三振、渡邉諒から見逃し三振をマークして14奪三振。日本シリーズの1試合での最多記録を更新した。これまでの記録は1975年第4戦の外木場義郎(広島・延長13回のため参考記録)、1999年第1戦の工藤公康(ダイエー)、2007年第1戦のダルビッシュ有(日本ハム)の13奪三振だった。

(Full-Count編集部)

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