元中日左腕が逃した6億円 大車輪の期待も…裏切った3度の故障「狂わされた」

Rソックスのジョエリー・ロドリゲス【写真:Getty Images】
Rソックスのジョエリー・ロドリゲス【写真:Getty Images】

2019年に最優秀中継ぎ投手、元中日ロドリゲスは6億円のオプション行使を拒否される

 レッドソックスは4日(日本時間5日)、ジョエリー・ロドリゲス投手の来季の球団オプションを行使しなかったと発表した。2018、2019年に中日でプレーし、2019年に最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した左腕は、今季は11試合に登板して防御率6.55に終わっていた。

 昨季はメッツで55試合に登板し、今季はレッドソックスと1年150万ドルでプレー。来季の契約は球団オプションで、継続なら来季年俸は425万ドル(約6億3000万円)、拒否された場合は50万ドル(約7500万円)を受け取ってFAとなる契約体系だった。

 活躍すれば大金を手にできたわけだが、今季は怪我が続いた。右脇腹痛、6月にも左肩の炎症、8月には臀部の怪我で計3度IL入りし、今季最後の登板は7月25日だった。投球の大半を占める高速シンカーの球速は2020年に94.9マイル(約152.7キロ)をマークしていたが、年々下降し今季は91.2マイル(約146.7キロ)にまで落ち込んでいた。

 地元紙「ボストン・ヘラルド」のレッドソックス番マック・セルロ記者も「元々、球団内の救援左腕としてはトップに立つ人物と想定されていた。しかし、今季は3度の負傷者リスト入りに狂わされた」と指摘。球団が公式X(旧ツイッター)でオプション拒否を発表すると、ファンからは「健康面でうまくいかなかったのが残念だが、拒否したのはいい動きだ」「メッツよ、彼をホームに連れ戻して」などと声が寄せられていた。

(Full-Count編集部)

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