ウォーカーは新天地で輝くか? 打率1割台で自由契約の例も…“助っ人トレード”のその後

ソフトバンクへのトレードが発表されたアダム・ウォーカー【写真:矢口亨】
ソフトバンクへのトレードが発表されたアダム・ウォーカー【写真:矢口亨】

ウォーカーは高橋礼、泉圭輔とのトレードでソフトバンクに移籍

 ソフトバンクは6日、高橋礼投手、泉圭輔投手とのトレードでアダム・ウォーカー外野手を獲得したと発表した。背番号は「28」。ウォーカーは球団を通じて「ハロー。福岡!」と挨拶した。日本では、外国人選手がトレードに絡むことは珍しいが、助っ人が新天地にトレードで渡った最近の5件の例をみていく。

 新しいのは2020年9月のDJ・ジョンソン投手だ。広島加入1年目、7月に初登板を果たして1か月で14登板、防御率4.61、1ホールド。8月13日に登録抹消となると1軍での出番がないまま、楽天へと移った。楽天では16登板で防御率3.07。来日初勝利を挙げるなどシーズン最後まで1軍に帯同したが、自由契約となった。

 2020年6月には、ゼラス・ウィーラー内野手が、池田駿投手とのトレードで楽天から巨人へ移籍。2015年に来日すると愛嬌あるキャラクターで親しまれ、2016年から4年連続100試合以上に出場、2017年には31本塁打を放った。しかし2020年は開幕1軍入りを逃して巨人へ。2021年は121試合に出場も、2022年はわずか30試合で打率.196と低迷して自由契約となると現役引退。今年から巨人で打撃コーディネーターなどを務め、来季は巡回打撃コーチを務める。

 2019年6月には、スティーブン・モヤ内野手が金銭トレードで中日からオリックスに移籍した。2018年に46試合出場だったが、新天地ではいきなり64試合に出場。2021年には106試合出場で13本塁打、47打点とキャリアハイの成績を残した。

 2017年7月には来日1年目だったエドウィン・エスコバー投手が、黒羽根利規捕手との交換トレードで日本ハムからDeNAへ。日本ハムでは14試合で防御率5.64だった左腕は、DeNAで鉄腕ぶりを発揮する。2019年にはリーグ最多74試合に登板、6年連続40試合以上登板を続けている。6日にはDeNAが自由契約としたことを発表した。

 ルイス・クルーズ内野手は、2014年からロッテでプレー。2016年から巨人へ加入すると同年は81試合に出場した。金銭トレードで2017年7月に楽天に移籍。わずか13試合で打率.162、0本塁打、2打点に終わり、杜の都で花を咲かせることはできなかった。

 昨季は124試合に出場も、今季は57試合と出場機会を大幅に減らしていたウォーカー。このトレードを再び輝くきっかけとしたい。

(Full-Count編集部)

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