大谷翔平を唯一超えた男 世界一もたらした「47」…1年間を通して“隠れ2冠王”

エンゼルスからFAとなった大谷翔平(左)とレンジャーズのアドリス・ガルシア【写真:ロイター】
エンゼルスからFAとなった大谷翔平(左)とレンジャーズのアドリス・ガルシア【写真:ロイター】

ガルシアはポストシーズンを合わせると47本塁打で大谷の44本塁打を上回る

 今季のメジャーリーグは、レンジャーズの初となる世界一で幕を閉じた。なかでもアドリス・ガルシア外野手は、レギュラーシーズンではエンゼルスの大谷翔平投手と本塁打王争いを繰り広げると、ポストシーズンではさらに加速。15試合で8本塁打を放ち、39本塁打と合わせて1年間で計47本塁打を放ったことになる。正式な記録ではないが、大谷の44本塁打を上回った唯一の選手になる。

 2016年には巨人でプレーし、2018年にカージナルスでメジャー昇格。2021年にレギュラー定着すると、今季は148試合に出場して打率.245、39本塁打、107打点、OPS.836と好成績を残した。ポストシーズンでは15試合で打率.323、8本塁打、22打点、OPS1.108。最後の2試合は故障で欠場したが、世界一に大きく貢献した。

 ア・リーグの本塁打王争いでは、大谷に次ぐ2位の39本塁打だったが、ポストシーズンも合わせると1年間で最も本塁打を放った選手ということになる。また、打点もカイル・タッカー(アストロズ)の112打点に次ぐ107打点だったが、こちらもプレーオフを合わせるとトップ。本塁打王と打点の2冠となった。

(Full-Count編集部)

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