ド軍GM、大谷翔平獲りへ言及「いい選手」　世界一奪回へ意欲「最高のチームを作る」

ゴームスGM「いい選手でFA。我々はコメントできることはあまりない」

　ドジャースのブランドン・ゴームスGMが8日（日本時間9日）、米アリゾナ州スコッツデールで行われているGM会議で報道陣の取材に応じた。エンゼルスからFAとなった大谷翔平投手について、「いい選手でFA。我々はコメントできることはあまりない」と話すにとどめた。

　ドジャースは大谷の移籍先の最有力と見られている。ゴームスGMには矢継ぎ早に大谷に関連する質問がぶつけられた。「我々のオフの目標は毎年、優勝できるチームを構築することだ。できる限り最高なチームを作ることができるようあらゆる手を尽くす」と語った。

　今季33本塁打を放ち、通算315本塁打を誇る指名打者のJD・マルティネス外野手にクオリファイングオファーを提示せず。大谷獲りへシフトしている。他球団との争奪戦となるが、「他のシーズンと何ら変わりはない。我々はワールドシリーズを制覇することしか気にしていない。それを実現するには色々な方法がある」と、世界一奪回へ力を注ぐ考えだ。

　3度のサイ・ヤング賞の左腕クレイトン・カーショーがFAとなり、剛腕ウォーカー・ビューラーは右肘の手術明け。ダスティン・メイとトニー・ゴンソリンは故障で来季全休となり、大谷の投手復帰も2024年以降だ。「（ポストシーズンでは）先発投手陣は期待していたような投球ができなかった。層の厚さを確実に維持しながら、新たに選手も加えたい。現段階で、先発投手の若手はいいと思っている。だが、怪我などがあれば層が薄くなるという心配はある」とゴームスGM。オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー挑戦する山本由伸投手ら先発投手の市場にも積極的に乗り出す方針だ。

（Full-Count編集部）