大谷翔平、今オフ10冠の可能性 止まらぬ受賞ラッシュ…史上初や歴代2位の偉業に期待

エンゼルスからFAとなった大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルスからFAとなった大谷翔平【写真:Getty Images】

打撃のベストナインに相当するシルバースラッガー賞を2年ぶりに受賞

 エンゼルスからFAとなっている大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、指名打者部門で打撃のベストナインに相当するシルバースラッガー賞を受賞した。2年ぶり2度目の栄冠に輝き今オフ5冠目となったが、まだまだ受賞ラッシュは止まらなそうだ。

 大谷は今季、44本塁打を放ち、日本選手初の本塁打王に輝いた。さらに、チームの最優秀選手(MVP)、米専門誌「ベースボール・アメリカ」の年間最優秀選手、選手間投票によるア・リーグ最優秀野手「アウトスタンディング・プレーヤー」も獲得している。

 今オフ、期待がかかる表彰はまだまだある。確実視されているのがア・リーグMVPだ。世界一に輝いたシーガー、セミエン(ともにレンジャーズ)とともに最終候補入り。2021年以来、2度目の満票受賞ならメジャー史上初の偉業となる。

 他にも年間で最も活躍した指名打者に贈られるエドガー・マルティネス賞は、受賞すれば3年連続。これは2003年から2007年まで5年連続で受賞したオルティス(レッドソックス)に続き歴代2位の偉業となる。一方、リーグで最も活躍した打者に贈られるハンク・アーロン賞は2021年、2022年と最終候補に入ったが、受賞ならず。“3度目の正直”となるか注目される。

 2019年から始まった両リーグを通じて各ポジションで活躍した選手をファン投票などで選出する「オールMLBチーム」では先発投手と指名打者の2部門で最終候補にノミネート。2021年に指名打者で「ファーストチーム」、先発投手で「セカンドチーム」に選ばれ、史上初めて二刀流選出の快挙を達成。翌年は先発投手が「ファーストチーム」、指名打者が「セカンドチーム」だった。3年連続の“二刀流”選出なるか。

 全て受賞すれば、2021年の11冠に続く10冠の可能性も。FAで去就に注目が集まっているが、今年も忙しいオフになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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