誤算だった3人で「7」…現役ドラフトは大成功 中日、“血の入れ替え”の結末は

中日・細川成也(左)と中日から自由契約となったアリスティデス・アキーノ【写真:矢口亨】
中日・細川成也(左)と中日から自由契約となったアリスティデス・アキーノ【写真:矢口亨】

カリステ、アルモンテ、アキーノがいずれも不発

 中日は立浪政権2年目の今季、シーズン前にアリスティデス・アキーノ外野手、オルランド・カリステ内野手ら助っ人を補強。主力だった京田陽太、阿部寿樹両内野手を放出する“血の入れ替え”を行い迎えたが、結果的に2年連続の最下位に終わった。ここでは昨オフの補強を振り返る。

 今季の中日は貧打に泣かされた。防御率はリーグ2位の3.08の一方で、打率.234、71本塁打、390得点はいずれもリーグワースト。誤算だったのは助っ人野手だろう。アキーノはメジャー41発のパワーが期待されていたが、打率.154、1本塁打。カリステも打率.233、5本塁打と物足りない結果だった。さらにソイロ・アルモンテ外野手が3年ぶりに古巣復帰したが、かつての面影はなく、打率.189、1本塁打の大不振に終わった。

 では、主力を放出して獲得した選手たちはどうだったのか。阿部とのトレードで楽天から加入した涌井秀章投手はローテーションの一角として21試合に登板したが、援護に恵まれない試合も多く5勝13敗と大きく負け越した。京田を放出して獲得した砂田毅樹投手は18登板で防御率4.61に終わった。

 そんな中、大成したのは現役ドラフトで加入した細川成也外野手だろう。DeNAでは6年間でわずか6本塁打だったが、才能が開花。今季140試合に出場、打率.253、24本塁打、78打点はいずれもキャリアハイだった。

(Full-Count編集部)

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