残るは小林誠司ただ一人 2人戦力外、現役引退決断も…ドラフト10年で変わった“立ち位置”

巨人・小林誠司、ヤクルト・田口麗斗、現役引退を表明した奥村展征(左から)【写真:矢口亨、小林靖】
巨人・小林誠司、ヤクルト・田口麗斗、現役引退を表明した奥村展征(左から)【写真:矢口亨、小林靖】

ヤクルト奥村は自身のインスタグラムで現役引退を発表

 ヤクルトから戦力外通告を受けていた奥村展征内野手が10日、自身のインスタグラムで現役引退を発表した。2013年のドラフト4位で日大山形高から巨人入り。2014年オフに人的補償でヤクルトに移籍した。ここでは2013年の巨人の支配下ドラフトを振り返ってみる。

 同年は支配下で5人を獲得。1位は日本生命から入団した小林誠司捕手だった。2017年にはシーズン前に野球日本代表「侍ジャパン」に選出され正捕手として活躍。シーズンでもキャリアハイの138試合に出場したが、近年は打力のある大城卓三捕手にポジションを奪われる形で出場機会が減少。同ポジションの阿部慎之助新監督のもとで復活できるか。

 いまだ巨人に在籍しているのは小林のみ。2位以下はいずれも他球団へ移籍した。2位の和田恋外野手は2019年途中にトレードで楽天に移籍。今季は2軍で打率.289、16本塁打、71打点で打点王を獲得したが戦力外通告を受けた。

 3位の田口麗斗投手は2019年にプレミア12に出場。世界一に貢献したが2021年の開幕前にトレードでヤクルトに移籍した。移籍後はリリーフとして活躍し、守護神のスコット・マクガフ投手が抜けた今季は抑えとして50試合に登板し、33セーブ、防御率1.86の好成績を残した。今オフにFAになり、去就に注目が集まっている。

 5位の平良拳太郎投手は巨人では3年間でわずか1登板に終わったが、山口俊投手の人的補償で2017年にDeNAに移籍すると才能が開花。度重なる怪我に悩まされたが、トミー・ジョン手術から復帰した今季は11試合に登板した。ローテーションの一角として4勝4敗、防御率3.49の成績を収めた。

(Full-Count編集部)

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