「幻」に終わった大谷翔平獲り “強奪”されてから6年…主砲FAで加速する悲願

エンゼルスからFAとなった大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスからFAとなった大谷翔平【写真:ロイター】

ディポトGMは「特定のFA選手については話さない」と多くを語らず

 日々多くの情報が飛び交う大谷翔平投手の去就問題。MLB公式サイトのマリナーズ番ダニエル・クレーマー記者は、2017年オフに大谷が渡米した際にエンゼルスに“強奪”された過去を回顧した。

 7日(日本時間8日)から米アリゾナ州スコッツデールで行われたGM会議で、マリナーズのディポトGMは大谷についての質問に「特定のFA選手については話さない。やるべきことを、淡々と静かに行う」と多くを語らなかった。さらに「私はその話題には入っていかない」「彼がどうチームにフィットするか見出すことには30球団が興味を持っている」と語った。

 ディポトGMが大谷についての質問を受けるのは2度目だ。2017年は「(今回より)もっと単刀直入だった。『おふざけはしない。切り札を出す。最高の準備で挑む』と語った。後に、入札額を上げるために国際FAの契約金枠を可能な限り増やす意思があること、イチローなどマリナーズの日本人スター選手にも頼るつもりだと説明した」と同メディアは説明する。

 結局、大谷はエンゼルス入りしたが「マリナーズが次点だったと思われていた。なぜなら複数の情報筋が(大谷がエンゼルスに入団する)直前まで契約は(マリナーズで)ほぼ決まりだと思っていたと言っていたからだ」と指摘した。

 マリナーズは今オフ、通算159発で2020年と2021年にシルバー・スラッガー賞を獲得した主砲テオスカー・ヘルナンデスがFAになり、抜ける可能性がある。そうなれば大谷獲りの可能性も上がるかもしれない。“6年越し”の願いはかなうのだろうか。

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