ドジャース・大谷翔平だと「つまらない」 MLB公式が指摘…好条件そろう1球団

エンゼルスからFAとなった大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスからFAとなった大谷翔平【写真:ロイター】

MLB公式のカストロビンス記者「ドジャースと予想するのが最も安全だけど」

 エンゼルスからフリーエージェント(FA)となっている大谷翔平投手の去就に対する報道が止まらない。本命とされるのはドジャースだが、MLB公式サイトのアンソニー・カストロビンス記者は「それではつまらない」と反論。大胆予想を行った。

 ドジャースは今オフ、DH専任だったJD・マルティネス外野手にクオリファイングオファー(QO)を提示せず、“大谷獲り”へ本腰を入れているのがうかがえた。慣れ親しんだ西海岸にあり、資金力もある常勝チーム。本命視されていて、同記者も「ドジャースと契約し、毎年10月(ポストシーズン)に登場すると予想するのが最も安全だ」としつつ、移籍先予想にマリナーズを挙げた。

 大谷は今年の球宴でシアトルに行った際、「熱もあっていつも来た時に素晴らしいファンだなと思っていますし、ここ2年くらいオフはシアトルに来たりしていたので、街もキレイですし、素晴らしいところだなといつも思う」と話していた。同記者は「自身のパフォーマンスのこと以外の話題についてメディアの前で滅多に話さないが、シアトルの街が大好きだということは少しだけ教えてくれた」とマリナーズが移籍候補となる理由を述べた。

 理由はそれ以外にもある。マリナーズは今季、終盤までワイルドカード争いを演じたが惜しくもプレーオフ進出を逃した。一方、先発投手陣はジョージ・カービーやローガン・ギルバートら若手が台頭。さらに、フリオ・ロドリゲスという若手スターの存在もある。「素晴らしいローテーションを誇り、ロドリゲスも生涯契約を結んだに等しいなど、中核を担う選手たちがしっかりしている」と話した。

 また、二刀流の準備のため、基本的に登板後以外取材に応じない大谷にとって、マリナーズはドジャースより好都合な点も。ドジャースは人気球団が故、連日多数の報道陣が詰めかける。「唯一無二で比較的人前に姿を見せないオオタニが大量の取材要請から離れて自分らしくいられる場所を提供できる」と環境もプラスに働くと説いた。

 マリナーズ以外にも「ワールドシリーズ覇者のレンジャーズも除外すべきではない。ジャイアンツ、メッツ、ヤンキース、カブスもすべて理にかなっている。エンゼルスも彼を取り戻す為に、全力を尽くす」と同記者。球史に残る争奪戦になることは間違いなさそうだ。

(Full-Count編集部)

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