原前監督の“美守”に大歓声、江川氏まさかの3球KO 巨人豪華OB、完敗もファン大喜び

ファインプレーを披露してベンチに戻る原辰徳氏【写真:荒川祐史】
ファインプレーを披露してベンチに戻る原辰徳氏【写真:荒川祐史】

ジャイアンツ女子が8-1でレジェンドOBに完勝…4番出場の原辰徳氏は2打数無安打

 巨人の球団史上初となる「レジェンドOBvsジャイアンツ女子」(7回制)が12日、静岡草薙球場で開催され、ジャイアンツ女子が8-1で完勝した。レジェンドOBの「4番・三塁」でスタメン出場した原辰徳前監督は2打数無安打。それでも守備では三ゴロに対し、現役時代さながらのランニングスローを見せ、スタンドから歓声が沸き起こった。かつてのスターが躍動する姿に、6300人の観客は大喜びだった。

 原前監督はスタンドのファンが演奏する懐かしい現役時代の応援歌を背に、2回先頭で第1打席に入ったが、カウント2-2から外角低めいっぱいの111キロのストレートに見逃し三振。ベンチに戻る際には両手を広げ、判定に不満そうなしぐさも見せた。4回先頭の第2打席も捕飛に倒れた。

 秋季キャンプ中の宮崎から駆けつけた川相昌弘1軍内野守備コーチは「2番・遊撃」で先発。3回2死三塁の第2打席では左前適時打を放ち、レジェンドOB唯一の得点をもぎ取った。守っても遊ゴロ併殺を完成させるなど、現役コーチらしく、59歳とは思えない軽快なフットワークを見せた。

 先発した江川卓氏はまさかの“3球KO”。先頭打者に対して2球連続ボールとなり、3球目の高めのボール球で二ゴロに打ち取った直後にマウンドを降りた。

 試合は初回に4点、2回にも3点を奪ったジャイアンツ女子が、流れをレジェンドOBに渡さず完勝した。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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