大砲2人がまさかの0発、元HR王も大苦戦 バウアーはメジャー復帰か…DeNA助っ人診断

DeNAのタイラー・オースティン、トレバー・バウアー、ネフタリ・ソト(左から)【写真:荒川祐史】
DeNAのタイラー・オースティン、トレバー・バウアー、ネフタリ・ソト(左から)【写真:荒川祐史】

エスコバーが自由契約、オースティンとソトの功労者2人が苦しんだ

 DeNAは昨オフ、サイ・ヤング賞の実績もあるトレバー・バウアー投手の獲得に成功したが、リーグ優勝には手が届かず3位に終わった。同じくメジャーでの経験豊富なJB・ウェンデルケン投手もブルペンでフル回転。投手王国を築いた一方、野手陣は不完全燃焼に終わった選手も多い。今季の助っ人を振り返る。

 2020年のサイ・ヤング賞ながら、2022年は登板ゼロだったバウアー。5月9日の巨人戦で6回7失点、同16日の広島戦で2回7失点と2戦連続で炎上した。しかしそこから本領発揮し、終わってみれば19先発で10勝4敗、防御率2.76。最後は故障離脱もあったが、実力をみせつけた。メジャー復帰を目指し去就未定だ。

 バウアーに隠れながらも、メジャー通算144登板の実績を持つウェンデルケン。アスレチックス時代の2020年には21試合に登板して防御率1.80をマークした実力は、伊達ではなかった。61試合の登板して2勝2敗、3セーブ33ホールド、防御率1.66。去就は発表されていないが、残留なら守護神の期待もかかる。

 一方、来日7年目のエドウィン・エスコバー投手は、40試合の登板で2勝1敗11ホールド、防御率4.55。6日に自由契約となっている。ロバート・ガゼルマン投手は13試合に先発し、3勝5敗、防御率4.45。去就は発表されておらず、投手は4人全員退団から全員残留の可能性まであり、オフの交渉次第になりそうだ。

 また、野手は功労者の苦戦が目立った。4年目のタイラー・オースティン外野手は、22試合の出場で打率.277、0本塁打。昨季も38試合の出場と故障に苦しんでいる。ネフタリ・ソト内野手も109試合で打率.234、14本塁打と、6年間でワースト。4試合出場だったトレイ・アンバギー外野手は自由契約となった。

(Full-Count編集部)

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