中田翔の電撃退団に同僚衝撃「ビックリ」 “一番弟子”秋広「寂しいです」

東京ドームで調整を行った侍ジャパン・秋広優人【写真:荒川祐史】
東京ドームで調整を行った侍ジャパン・秋広優人【写真:荒川祐史】

秋広「試合に出たいとはずっと言っていた。いい形になってくれたら」

 巨人は15日、中田翔内野手が自由契約になると発表した。今季が3年契約の1年目だったが、契約を途中で破棄できる権利を持っていた。16日に東京ドームで開幕する「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」に向けて最終調整した侍ジャパン・秋広優人内野手ら巨人の同僚たちに衝撃が走った。

 2022年の自主トレから中田を師事していた秋広は、ショックを隠そうとしなかった。報道陣から中田について問われ、「寂しいです」とポツリ。壮絶な食生活を送るなど、自身の成長をサポートしてもらっていた。「1年目から自主トレも一緒にやってもらって。LINEはしたんですけど、まだ話せていないです。忙しいんですかね」。惜別のあいさつは、まだできていないようだ。それでも、信頼する兄貴の思いを尊重。去就の早期決着を願った。

「試合に出たいという思いは、野球をやる以上、みんなあると思います。(中田は)試合に出たいとはずっと言っていたので。いい形になってくれたら」

 門脇誠内野手も驚きを隠そうとしなかった。中田の退団を携帯で知り、「ビックリしました」。阿部慎之助監督から来季の正遊撃手として期待されているが、来季はまだプロ2年目。中田とスタメン枠を争う覚悟でいたようだ。

「ライバルと言ったら失礼ですけど、翔さんが試合に出たら自分が試合に出られなくなることもある。ポジションは違いますけど、勝負しないといけないと思っていた。驚きが大きかったです」

 複数年契約を破棄しての電撃退団。通算303本塁打を誇るスラッガーの決断は、元チームメートたちにとって驚きでしかなかったようだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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