大阪桐蔭、神宮大会で初戦敗退 5失策&9点奪われ3連覇ならず…平嶋が5回4失点

挨拶を終えベンチに戻る大阪桐蔭の選手たち【写真:田中健】
挨拶を終えベンチに戻る大阪桐蔭の選手たち【写真:田中健】

5回までに0-4と苦しい展開…6回にも4失点

「第54回明治神宮大会」高校の部が17日、神宮球場で行われ、大会2連覇中の大阪桐蔭(近畿地区代表)は関東一(東京地区代表)との初戦(準々決勝)に5-9で敗れた。

 大阪桐蔭はプロ注目の最速154キロ右腕、エースの平嶋桂知投手(2年)が先発。しかし初回、2死三塁から相手の4番・高橋徹平内野手(2年)に三遊間への適時内野安打を許し、早くも先制点を献上する。3回には2死一塁から、5番の熊谷俊乃介捕手(2年)に左翼席へ2ランを浴びた。4回には、遊撃手の賀川陽日内野手(2年)の適時失策で1点を追加され、平嶋は5回6安打2奪三振4失点(自責点3)でマウンドを降りた。

 一方、打線はさすがに迫力満点だ。4点ビハインドの6回には1死二、三塁で3番の徳丸快晴外野手(2年)がセンターオーバーの2点二塁打。続く4番のラマル・ギービン・ラタナヤケ内野手(2年)も左翼線を破る適時二塁打を放ち、あっという間に1点差に迫った。

 だが、6回に登板した2番手の南陽人投手(2年)が4失点。8回1死一塁では、ラマルが逆方向の右翼席へ2ラン放ったものの、関東一に打ち負けた。大阪桐蔭はこの大会で、一昨年と昨年にいずれも決勝で広島・広陵を破って連覇していたが、この日は打線に圧倒され、“らしくない”守りのミスも目立って計5失策を記録した。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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