トライアウトから3日も…受験組の獲得発表なし 元新人王やドラ1たちにも迫る期限

戦力外を受けたロッテ・福田秀平、阪神・高山俊、ソフトバンク・高橋純平(左から)【写真:荒川祐史】
戦力外を受けたロッテ・福田秀平、阪神・高山俊、ソフトバンク・高橋純平(左から)【写真:荒川祐史】

2015年ドラ1の高山俊は5打数2安打2四球と打力を発揮した

 新天地をかけたアピールに挑む「12球団合同トライアウト」が15日に鎌ケ谷スタジアムで行われてから3日目を迎えた。59人が参加したが、いまだ移籍先が発表された選手はいない。選手への“合格通知”は一般的に5日以内とされており、期限が迫ってきた。

 合否が公になっていない選手の中には“大物”たちもいる。2015年ドラフト1位で阪神入りし、翌年に新人王に輝いた高山俊外野手は5打数2安打2四球と打力を発揮。ロッテの福田秀平外野手も右翼線二塁打に2四球を選んだ。

 元ドラ1は、ソフトバンクの高橋純平投手、DeNAの田中健二朗投手らも必死にアピールした。ほかにもオリックス育成の西濱勇星投手と吉田凌投手は打者3人に対して無安打投球で印象付けた。

 昨年は49選手が参加し、三ツ俣大樹内野手(前中日)がヤクルト、西巻賢二内野手(前ロッテ)がDeNA、渡邊佑樹投手(前楽天)が育成でソフトバンク、上野響平内野手(前日本ハム)が育成でオリックス入りと4人の合格者が出た。

 しかし2021年は33人が参加して、吉報が届いたのは日本ハム入りした古川侑利投手(前巨人)のみだった。直近2年間では82選手中、合格者は5人。合格率わずか6%という超狭き門だが、今年新天地をつかむ選手は現れるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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