阪神を不振で退団も…ドミニカで掴んだ成功 打率.400&3HRで“MVP”の元助っ人

元阪神のメル・ロハス・ジュニア【写真:荒川祐史】
元阪神のメル・ロハス・ジュニア【写真:荒川祐史】

ロハス・ジュニアがウインターリーグで躍動…すでに2回、週間MVPに

 元阪神のメル・ロハス・ジュニア外野手が、ドミニカ共和国のウインターリーグで今季2度目となる週間MVP(現地14日~20日)に輝いた。ティグレスに所属し、週間打率.412、3本塁打4打点、OPS1.500の好成績を残した。

 ロハスJr.は2010年にパイレーツから3巡目(全体84位)で指名を受けたが、メジャー昇格とはならず、2017年から韓国プロ野球(KBO)のKTでプレーした。2020年には142試合に出場して打率.349、47本塁打、135打点、OPS1.097をマークし、本塁打王と打点王の2冠、シーズンMVPに輝いた。

 韓国で大活躍を見せると、翌2021年からは同じKBOで好成績を残したラウル・アルカンタラ投手とともに阪神でプレーした。1年目は新型コロナウイルスの影響でキャンプを日本で行えず、来日は4月上旬に遅れた。シーズンでは60試合で打率.217、8本塁打、OPS.663と成績が下落。2022年も89試合で打率.224、9本塁打、OPS.732の成績で、自由契約となった。

 今季はメキシカンリーグの計3球団プレーし、66試合で11本塁打を放った。ウインターリーグでは5試合で15打数8安打の打率.533、1本塁打4打点、出塁率.600、長打率.933、OPS1.533のロケットスタートを切り、週間MVPを受賞していた。ここまで22試合で打率.306、5本塁打11打点、OPS1.080と絶好調だ。

【写真】古巣阪神の日本一の裏で…大スターと遭遇でウキウキのロハス・ジュニア

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