NPB移籍で得る“桁違い”の金額 米残留ならマイナー契約…28歳を待つ日本での好待遇
日本ハムは長身右腕マーフィーと1年契約で合意したと米メディアが伝えた
日本ハムが今季ツインズ傘下3Aセントポールでプレーしたパトリック・マーフィー投手と1年契約で合意したと、21日(日本時間22日)に米メディアが伝えた。出来高の条項もあり、2025年のオプション付き。現在は身体検査待ちとなっているという。
米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が6月に29歳になるマーフィーについて紹介。2013年にブルージェイズのドラフト3巡目指名を受け、2020年にメジャーデビュー。ウェーバー公示でナショナルズに移籍したが、2020年から2022年の間、2チームで計39回と2/3を投げ、防御率は4.76だった。今季のメジャー登板はなく、3Aで42試合登板(6先発)して6勝4敗、防御率3.69だった。
「2024年も北米に残っていれば、マイナーリーグからのオファーに限定されていただろうが、彼は日本に向かい、おそらく(北米に残る)より高額の給与と、一般的にはMLBを除けば最も強いリーグと見られている環境で自身を証明する機会を得ることになる」
また「もし海外でうまくやれれば、ゆくゆくはマイルズ・マイコラスやクリス・マーティン、ニック・マルティネスらのように、それをメジャー復帰の道に活かせるかもしれない」と“その先”を見据えた。
「ニューヨーク・タイムズ」の記事によれば、2023年3月に史上初めてマイナー選手の労使協定が成立して5年間有効となった。この労使協定の下では、3A選手の最低年俸は4万5800ドル(約683万8000円)となる。196センチ、95キロの長身右腕は日本で“桁違い”の額を手に入れることになりそうだ。
(Full-Count編集部)