韓国で登板ゼロ、「就職詐欺」の烙印 NPBで好成績も…母国でも失点続く元助っ人

元ロッテのエンニー・ロメロ【写真:荒川祐史】
元ロッテのエンニー・ロメロ【写真:荒川祐史】

中日、ロッテでプレーしたエンニー・ロメロ

 中日、ロッテでプレー経験のあるエンニー・ロメロ投手は、現在ドミニカ共和国のウインターリーグでプレー中。今季は5試合に登板して2勝1敗と勝ち星が先行しているが、防御率は5.40と苦しんでいる。

 ドミニカ共和国出身のロメロは、2013年にレイズでメジャーデビュー。2018年までナショナルズ、パイレーツ、ロイヤルズでメジャー通算137試合に登板し4勝6敗、防御率5.12を記録した。

 2019年には中日入りし、先発として8勝10敗。2020年は故障で1軍登板なく退団となった。2021年はドジャースとマイナー契約を結んだものの、6月になってロッテと契約して4試合登板で1勝。昨年は20試合に先発し8勝9敗、防御率3.36の成績を残すも、自由契約となった。

 同年オフには、韓国プロ野球・KBOのSSGランダーズと新外国人の最高額となる総額100万ドル(約1億5000万円)で契約。しかしキャンプから肩の痛みを訴え、そのまま公式戦で1試合も投げることなく翌年5月に退団となった。当時、韓国メディア「スポーツ朝鮮」は「ほぼ“就職詐欺”と言っても過言ではない」とバッサリだった。

 今回のウインターリーグでは、エスコヒードに所属。1戦目では5回途中無失点の好投も、2試合目では4回途中5失点、4試合目では2回4失点でKOとなった。16日(同17日)の試合では勝ち投手となったものの、今季中日でプレーしたアキーノに一発を浴びるなど5回2失点と、失点が続いている。

(Full-Count編集部)

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