“覚醒”した藤浪晋太郎は「莫大な価値」 メジャー上位の才能…獲得できれば大儲け

オリオールズからFAとなった藤浪晋太郎【写真:ロイター】
オリオールズからFAとなった藤浪晋太郎【写真:ロイター】

オリオールズで「価値ある試合終盤の救援投手になる兆候を見せた」

 オリオールズからFAとなった藤浪晋太郎投手の契約について、MLB公式サイトが「莫大な価値をもたらし得る、正当な評価を受けていないFA選手たち」として紹介した。7人の専門家が、該当すると考える選手を1人ずつ上げ、デビッド・アドラー記者は藤浪を選んだ。

 藤浪はメジャー1年目で64試合に登板して防御率7.18。しかしアスレチックス時代の8.57から、オリオールズでは4.85と適応を見せた。

 アドラー記者は「MLBでの最初のシーズンは、まさにジェットコースターだった。阪神からアスレチックスとサインしたとき、スカウトのレポートでは、大きな才能を持っているが制球力が不安定だと言われていた。制球の問題は、オークランドでの先発としての彼の期間を妨害し、リリーバーに転向しオリオールズがトレードで獲得した後も、ボルティモアのポストシーズンロースターに救援投手として登録されるだけの安定した活躍を続けられなかった」と評する。

 それでも興味深い理由として「100マイルの速球を投げ、ボルティモアで価値ある試合終盤の救援投手になる兆候を見せた。イニングあたりの三振が1を超え、被打率は.193、無失点の登板が20試合あった。彼の素材は非常に魅力的です」と秘めたるポテンシャルを称えた。

 今季、102マイル(約164.2キロ)以上の球速の球を投げた16人のメジャーリーグ投手のうちの1人であり、またその球速の球で三振を奪った10人の投手のうちの1人でもある。「102.6マイル(約165.1キロ)以上の最高速度に到達したわずか13人のうちの1人であり、その速さで三振を奪ったわずか5人のうちの1人だった。ピッチャーを育てる方法を知り、制球を向上させることができるチームに入れば、彼は非常に価値のある選手になるかもしれない」と“優良物件”として注目されている。

(Full-Count編集部)

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