48本塁打も日本で打率.000…不発の独立2冠王 異国で躍動、歴史に刻まれた鷹助っ人

元ソフトバンクのコートニー・ホーキンス【写真:藤浦一都】
元ソフトバンクのコートニー・ホーキンス【写真:藤浦一都】

今季ソフトバンクでプレーしたホーキンスが、新リーグの初安打を放った

 中東と南アジアを拠点とするプロ野球リーグ「ベースボール・ユナイテッド」のオールスター戦が、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで行われた。24日の初戦で、両チームの初安打を放ったのは、今季ソフトバンクでプレーしたコートニー・ホーキンス外野手。新リーグの歴史にしっかりと名前を刻んだ。

 10月24日に行われたドラフト会議で、ドバイから2巡目(全体15位)で指名を受けた。オールスター戦には、東地区の「4番・DH」で先発出場。初回2死一塁の場面で、メジャーリーグやオランダ代表でも経験豊富なジェイアー・ジャージェンス投手から中前へ運び、記念すべき新リーグ初安打をマークした。

 記念すべき初戦は、リーグ公式サイトで全世界に向けて無料でネット中継された。実況は「ベースボール・ユナイテッドの歴史上、初安打がでました。ホーキンスの打球はセンターへ抜けていきました。あの球を打てる、コートニー・ホーキンスはプロフェッショナルな打者です」と興奮気味に伝えている。

 2012年ドラフト1巡目(全体13位)でホワイトソックス入りしたがメジャー昇格ならず、2018年途中に自由契約。その後は、米独立リーグでプレーし、昨季は127試合でリーグ史上最多タイ記録の48本塁打、2冠王、シーズンMVPと格の違いを見せた。しかし、ソフトバンクでは3試合で無安打に終わっていた。

(Full-Count編集部)

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