ヤンキース、山本由伸に背番号18を用意か 300億円超の争奪戦で見せる“日本流”誠意

オリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】
オリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】

ヤンキースの地元放送局SNY「ヤマモトのお気に入りの番号を空けていた」

 ヤンキースはオリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す山本由伸投手に対し、背番号「18」を用意しているようだ。ニューヨーク放送局SNYのアンディ・マルティノ記者が伝えたもので、今季は意図的に18番を使用しなかったという。

 山本は2020年から背番号18を付け、2021年から沢村賞と最優秀選手(MVP)を3年連続受賞。今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも18番を背負い、世界一奪回に貢献した。記事では「ヤンキースはヨシノブ・ヤマモトのお気に入りの番号を空けていた」と報道。2023年シーズンは意図的に“空き番”にしていたと伝えている。

 ヤンキースの18番は黒田博樹が2012年から2014年まで付け、2022年途中から同年終了までアンドリュー・ベニンテンディ外野手が着用したのが最後となっている。背番号18について、記事では「日本では伝統的にエースナンバーとなっている」と指摘。メッツ、ドジャースなど2億ドル(約300億円)を超える争奪戦が予想されているが、「ささやかではあるが、ヤンキースがラブコールを送る上での重要な部分になり得る」と伝えている。

 山本はウインターミーティング後にメジャー各球団と直接面談する予定と伝えられている。獲得候補に挙がっているドジャース、ジャイアンツ、レッドソックスは今季中に18番を使用。メッツは2024年から通算335本塁打のダリル・ストロベリーの永久欠番となる。

(Full-Count編集部)

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