打率.226→首位打者…オリ27歳の“急激変化” 躍進裏付ける劇的改善の「15.3」

オリックス・頓宮裕真【写真:矢口亨】
オリックス・頓宮裕真【写真:矢口亨】

今季打率.307で首位打者に輝いたオリ頓宮

 オリックスの頓宮裕真捕手は5年目の今季、打率.307で初の首位打者を獲得した。昨年の打率.226からの大躍進。いったい何が変わったのか。データをもとに探っていく。

 今季、頓宮は113試合に出場し、打率.307、16本塁打、49打点の成績を収めた。シーズン終盤には疲労骨折で離脱したが、リーグ3連覇に貢献。一塁手部門で267票中255票を集めベストナインにも輝いた。

 昨季は2桁11本塁打を放ったものの、打率は.226にとどまった。セイバーメトリクスの指標を駆使して分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータを見てみると、大幅に改善したのは変化球への対応だった。

 フォークに対する得点増減の合計を示す「wSF」は昨季「-1.0」に対し今季は「5.4」、カットボールに対する得点増減の合計を示す「wCT」も「-4.2」から「3.8」に大幅改善した。他にもツーシームやカーブも改善。変化球への対応力が向上していた。

 落ちるボールへの対応力が改善されたことにより、三振が減った。2021年は32.8%、2022年は18.8%だったが、今季は15.3%まで改善。四球と三振の比である「BB/K」も0.59と自己ベストを更新していた。

 来季、チームは山本由伸投手、山崎福也投手らが退団。投手力が落ちることは否めない。今季以上の活躍で、チームの4連覇に貢献したい。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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