鷹・王会長、3年連続V逸に「悔し涙を流した」 孫オーナーは「胸が潰れる思い」

スポンサーパーティーで挨拶した王貞治球団会長【写真:球団提供】
スポンサーパーティーで挨拶した王貞治球団会長【写真:球団提供】

福岡市内のホテルで行われたスポンサーパーティーで挨拶

 ソフトバンクの王貞治球団会長が30日、3年連続でリーグ優勝を逃した今季の悔しさを露わにさせた。この日、福岡市内のホテルでスポンサーパーティーが開かれ、壇上に立った王会長は「この3年間優勝から遠ざかり、我々戦う集団として本当に悔しい思いをしました。今年も日本シリーズに出る資格を手にすることができず、テレビを見て悔し涙を流しておりました」と告白した。

 ソフトバンクは今季、54年ぶりの12連敗を喫するなど、夏場以降に急失速し、オリックスに3年連続でリーグ優勝を許した。ロッテにも競り負け、最終戦で3位に転落。クライマックスシリーズでもファーストステージでロッテに敗れて、日本シリーズ進出を逃した。

 1年間、チームを支えたスポンサーを前に、孫正義オーナーからの挨拶を後藤芳光社長が代読。孫オーナーも「率直に申し上げて、私自身大変悔しい思いをしております。また、大連敗中は胸がつぶれるような思いで、戦況を見守っていました。やはり勝負事は勝ちたい。我々ホークスは勝たなければならないんです」と悔しさを滲ませた。

 2年間、指揮をとった藤本博史前監督の後を受けて小久保裕紀監督が新指揮官に就任。王会長は「1年、2年、3年と時が経つにつれて、逃がした魚の大きさを感じております。 来年は小久保新監督が様々な経験を生かして、良い指揮を取ってくれるものと確信しております」と語り、孫オーナーも「新たに就任された小久保監督は王会長の野球にかける思い『王イズム』の体現者でございます。小久保新監督には4年ぶりの優勝・日本一を達成していただき、秋には一緒に心の底から喜びあいたいと願っています」と期待していた。

(Full-Count編集部)

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