才能失ったエ軍、残った「わずかな慰め」 “朗報”の6日後に待っていた大谷翔平との別れ

ドジャースへの入団が決まった大谷翔平【写真:Getty Images】
ドジャースへの入団が決まった大谷翔平【写真:Getty Images】

「ほかのロサンゼルスのチームに行くのを見ることは最もつらい事実だ」

 エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平投手は、ドジャースに移籍することが決まった。9日(日本時間10日)に自身のインスタグラムで発表し、11日(同12日)にドジャースが正式発表した。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」のマーク・ポリシュク記者は、大谷の移籍先決定により「ヨシノブ・ヤマモト、コーディ・ベリンジャー、ジョーダン・モンゴメリー、マット・チャップマンといった選手の市場が、より活発になるのかもしれない」と今後を見据える。

 大谷を獲得できなかっただけでなく「アーロン・ジャッジやカルロス・コレアを昨オフ取り損ねたジャイアンツは、現在もスーパースターの獲得というプレッシャーを感じている。ブルージェイズは2023年、打撃の一貫性に不足があり、依然として打線の中に埋めるでき穴が多く残っている」と積極補強に動く可能性を指摘する。

 何よりも、エンゼルスにとっては「単にオオタニが退団しただけでなく、ほかのロサンゼルスのチームに行くのを見ることは最もつらい事実だ」。3日(同4日)には今季のぜいたく税を回避することに成功したと米記者が報道した。これにより2024年のドラフト2巡目終了後に行われる戦力均衡ラウンドBより後ろの指名権を得た。しかしそれも「野球界の歴史における最高レベルの才能を失うことに対する、わずかな慰めだ」と同情していた。

(Full-Count編集部)

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