大谷翔平が引き上げた大型契約の“基準” ヤ軍入りスター、来オフに727億円超契約も

ヤンキースに移籍したフアン・ソト(写真はパドレス在籍時)【写真:Getty Images】
ヤンキースに移籍したフアン・ソト(写真はパドレス在籍時)【写真:Getty Images】

大谷翔平の1015億円契約が基準を引き上げると米メディアは主張

 大谷翔平投手がドジャースと結んだ10年7億ドル(約1015億円)の巨額契約は、今後の球界に大きな影響を与えそうだ。このオフにパドレスからヤンキースに移籍したフアン・ソト外野手は2024年オフにFAになる予定だが、米メディアは大谷に続く2人目の5億ドル(約727億円)超契約に言及した。大谷が“基準”を引き上げたことで、手が届かないわけではなくなったように思えると伝えている。

 米メディア「CBSスポーツ」は「ショウヘイ・オオタニの契約の勝者と敗者:ドジャースが7億ドルのスターを獲得し、別のFA選手には朗報となり、ブルージェイズはチャンスを逃す」としてソトに言及。「ヤンキースの一員となったソトがFA権を得るまであと1年というところでオオタニが年俸の上限をかなり上げた。オオタニの7億ドルには届かないが、今となっては5億ドルの契約に手が届かないようには見えない」と主張した。

 25歳のソトはこのオフに2対5のトレードでヤンキースへの移籍が決まった。ヤンキースの主砲であるアーロン・ジャッジ外野手は昨年オフに9年総額3億6000万ドル(約524億円)、年平均4000万ドル(約58億2000万円)の契約を結んでいる。記事はジャッジの契約が「リーグ最高レベルの打者の市場価値を設定した。ソトにしてみれば、これは2025年から14年5億6000万ドル(約814億6300万円)を意味することになる。どうかしている? かもしれない!」としているが、「オオタニが巨額の契約を結ぶ前ほどは、どうかしているとは感じない」とも述べる。

 さらに「2023年、また自身にふさわしいシーズンを送ったソトは、野球史上2人目の5億ドル超プレーヤーになる好位置につけている」とも解説する。今季のソトはパドレスで打率.275、35本塁打、OPS.930をマークした。大谷が契機となり、また新たな巨額契約が生まれるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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