“球界の顔”大谷翔平の唯一の欠点 エ軍時代から一転、LAで手にできる絶大なブランド力

大谷翔平【写真:ロイター】
大谷翔平【写真:ロイター】

大谷はドジャースで「勝利」という価値を手にすることができるのか

 エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平投手は、ドジャースに入団することが決まった。10年総額7億ドル(約1017億6000万円)の契約は、MLB史上最高額となる。大谷は広告費やチケット、ユニホームの売り上げなどでもチームに多大な利益をもたらすとされており、1つの“ブランド”としての価値も計り知れない。ドジャースでその価値をさらに高めることはできるのか――。

 球界のスターとして絶大な人気を誇る大谷が、名門ドジャースに加入する。スターを多数擁し、近年は毎年のようにプレーオフに進出している。大谷は新天地で、エンゼルスでは経験してこなかったリーグ優勝、世界一に期待が高まる。

 米メディア「NBCニュース」では、「在籍中に一度もプレーオフに進出できなかった悲惨なエンゼルスでのオオタニの仕事は終わった」と指摘。2021年、2023年とMVPを受賞し、近年誰も成し遂げなかった投打両方でシーズンを戦い、トップクラスの成績を記録。MLBを代表するスターとなった。しかし、エンゼルスでは「勝ち」を手にできなかった。チームにはスーパースターの1人であるマイク・トラウト外野手が所属しながらも、9年連続でプレーオフに進出できていない。大谷自身も「ヒリヒリする9月を過ごしたい」と語ったこともあった。

 ストーンヒル大学に所属するスタン・タンガラジ所長は「オオタニ・ブランドに唯一欠けている要素は、チームの成功だ」と同記事の中で語った。ミシガン大学でマーケティングを教えるマーカス・コリンズ教授も「オオタニとドジャースがそれぞれのブランドを最大限に生かすためには、複数回優勝する必要がある」と指摘。“大谷翔平”という存在は、勝つことによってより大きなブランドとなることに言及した。

 また、チームの贅沢税を考慮した後払い契約についても、「ドジャースにもっと才能ある選手を入れ続けるという戦略的な動きに見える。それはオオタニブランドをさらに成長し拡大していくことに繋がる」と語り、ブランド力アップに貢献するとした。

 コンラッド教授は「オオタニはあまりに(球界を)超越した選手で、ベーブ・ルース以来誰もやっていないことをやってのけている。この男は海外でも国内でも超越した存在で、ロサンゼルスは行先として最適だ」と説明。名門ドジャースで、栄誉であるチャンピオンリングを手にし、自身の価値をさらに高めることはできるだろうか。

(Full-Count編集部)

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