大谷翔平の退団の余波…エ軍ストアの“象徴”は「どこに行くのか」 店員も心配顔

エンゼルスタジアムのチームストア【写真:小谷真弥】
エンゼルスタジアムのチームストア【写真:小谷真弥】

エ軍本拠地のチームストアには今も大谷翔平のマネキンが置かれている

 ドジャースは11日(日本時間12日)、エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平投手と10年契約を結ぶことで合意したと発表した。契約内容は10年総額7億ドル(約1020億円)。正式発表から一夜明け、今季まで6年間所属したエンゼルスの本拠地エンゼルスタジアムのチームストアの店員は落胆の表情を浮かべていた。

 大谷は押しも押されもせぬ売り上げナンバー1選手。エンゼルスタジアム内のチームストアは連日長蛇の列ができ、大谷関連グッズは常に品薄だった。チームストアの販売員は「お客さんが大谷選手のグッズをたくさん買って家に帰る。クールなことでした。例年以上に今年は忙しかったです」。本拠地の試合前はいつもお祭り騒ぎだった。

 エンゼルスに6年間在籍した大谷が今季限りで退団。エンゼルスはもちろん再契約を目指していたが、くしくも隣のドジャースへの移籍が決まった。エンゼルスタジアム入り口に掲げてあったパネルは退団から数時間後に重機によって外されたが、チームストアの“象徴”はそのまま。数年前からチームストアの入り口に置かれている“大谷マネキン”だ。

 シーズン中と同じように背番号17のユニホームを着用。チームストア店員は複雑な表情を浮かべた。「この“オオタニ”もどこに行くのか分からない。本当に分からない」と頭を抱えていた。

「彼はここでプレーするのが好きだったと思う。もちろん残ってくれたら良かったけど」。本拠地スタッフはなかなか現実を受け入れることが難しい様子だった。

【写真】大谷翔平がクリスマスツリーと共に…エ軍本拠地のチームストアの現在

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