セ最下位の「-14.0」も…中日24歳が埋める“泣き所” 台湾で驚異の4発、覚醒の兆し

中日・鵜飼航丞【写真:矢口亨】
中日・鵜飼航丞【写真:矢口亨】

台湾WLが終了し、中日・鵜飼航丞が4発で本塁打王のタイトルを獲得

 台湾で行われている「2023アジア・ウインター・ベースボール・リーグ(WL)」の全日程が終了し、中日の鵜飼航丞外野手が4本塁打を放ち本塁打王に輝いた。2021年ドラフト2位で駒大から入団した大砲候補。SNSでは「楽しみでしかない」「うれし頼もしい」とコメントが寄せられている。

「NPBホワイト」で、初出場となった11月25日に早速一発。翌26日には日本の社会人選抜相手に1試合2本塁打を放った。さらに12月3日にもアーチをかけた。最終的に16試合に出場し、打率.280、4本塁打、12打点(リーグ2位)、OPS.970の好成績を残した。

 株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータで、ポジションごとの打撃による得点貢献を表す「wRAA」を見てみると、中日の外野陣は細川成也が主に守った右翼はリーグ3位の11.8。一方、大島洋平が主に守った左翼はリーグワーストの-14.0となっていた。

 鵜飼は今季、1軍では41試合で打率.143、3本塁打に終わったが、ウエスタン・リーグでは73試合で打率.287、7本塁打、38打点、OPS.785と覚醒の兆しを見せていた。来季は左翼のレギュラーなるか。「鵜飼には期待してる」「細川、showさん、昂弥、鵜飼で20本カルテット築いてくれ」と期待の声が上がっていた。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

JERAセ・リーグ

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY