戦力外→育成が続出…4年で立ち位置“激変” ドラ1は放出、西武19年組の現在地

西武・上間永遠、ヤクルトへ移籍した宮川哲、西武・浜屋将太(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】
西武・上間永遠、ヤクルトへ移籍した宮川哲、西武・浜屋将太(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】

宮川哲は燕へトレード、松岡洸希は昨年現役ドラフトでハム…来季は育成

 西武・宮川哲投手が、元山飛優内野手との交換トレードでヤクルトに移籍することが21日に発表された。宮川は2019年ドラフト1位で入団した右腕で、在籍4年間で127試合に登板した。ここでは西武の2019年ドラフト組の現在地を検証する。

 この年の西武は佐々木朗希投手(ロッテ)を入札したが外し、宮川は外れ1位で巨人と競合。抽選で当て、交渉権を得た。1年目には49登板で13ホールド、3年目の昨季は45登板と救援で力を発揮した。今季は先発で4登板も1勝2敗、防御率7.16。一方、2軍では防御率と勝率のタイトルを獲得した。

 2位の左腕・浜屋将太投手は通算20登板で4勝9敗、防御率5.67。この2年間は1軍登板がない。3位の松岡洸希投手は昨オフに現役ドラフトで日本ハムへ。来季は育成選手として再スタートを切る。

 4位の川野涼多内野手、6位の井上広輝投手、7位の上間永遠投手はいずれも今オフに戦力外通告を受け、育成再契約を結んだ。一方、5位の柘植世那捕手は今季自己最多の59試合に出場、打率.184をマークした。8位の岸潤一郎外野手は61試合で打率.209、3本塁打。ともに来季はレギュラー奪取を目指す。

 指名から4年の月日を経て、立ち位置も大きく変わった西武の2019年ドラフト組。新天地で再スタートする宮川ら8選手は来季どんな成績を残すだろうか。

(Full-Count編集部)

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