大谷翔平&山本由伸に立ちはだかる“壁” 日本人コンビが達成していない領域「4.0」

山本由伸(左)とドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史、ロイター】
山本由伸(左)とドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史、ロイター】

同じチームで日本人選手がWAR「4.0」を達成すれば史上初に

 山本由伸投手がドジャースと契約を結ぶことに合意したと21日(日本時間22日)、米複数メディアが一斉に報じた。日本が誇るエースが、大谷翔平投手ともにドジャーブルーのユニホームを着て戦うことになる。MLB公式のサラ・ラングス記者も、日本人の共闘に注目。来季以降、2人で達成しそうな記録を紹介している。

 同記者は、1チームで複数の日本人選手が、同一シーズンに「WAR」(選手の貢献度を表す指標)で4.0を超えたことは今までにないと指摘。投手で見てみると今季超えたのは11人だけで、大谷は投手だけで11位の4.0を記録(野手としては6.0)。メッツの千賀滉大は6位の4.5をマークしている。

 4.0以上を狙うには、最低でも30試合、170イニング前後の投球機会、防御率3点台が必要になるだろう。山本は1年目のシーズンで、どこまで成績を伸ばすことができるだろうか。また、同じチームで日本人投手2人が150奪三振以上を記録すれば、史上初となる。こちらは大谷が右肘のリハビリを終えた2025年以降に挑戦することになる。

 近年、メジャーに挑戦する日本人選手も徐々に増えてきた。ただでさえチームメートとなるのは珍しいケースだが、日本が誇るMLBのスターと、3年連続沢村賞の右腕という実力者の共闘には自然と期待が膨らむ。超大型契約で球界の話題をさらった2投手は、ドジャース、そして日本人選手の歴史にどれだけ名前を刻めるだろうか。

(Full-Count編集部)

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