大谷翔平の壁画はなぜ生まれた? すでに観光地化…店舗オーナーが明かした“奇跡”
題材を考えていた時に大谷がドジャースとの契約を発表「これは、やらないと」
大谷翔平投手がドジャースに移籍したことで盛り上がるロサンゼルス。街では早速壁画が描かれるなど、歓迎ムード一色だ。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は壁画を描いた人物や関係者を取材。デザイン案を考えている段階で大谷のドジャース入団が決まり、描くことを決意したという。
大谷の壁画は、ロサンゼルスのダウンタウンにある店舗と、ハーモサ・ビーチに描かれた。ダウンタウンに描かれた壁画は大谷が肩にバットを担いで正面を見る構図で、作者は著名なストリート・アーティストのジョナス・ネバー氏。ハーモサ・ビーチの壁画はグスタボ・セルメーニョJr.氏が、振り向く大谷の顔を描いている。
記事によると、セルメーニョJr.さんは「大まかなアイデアはすでに浮かんでいた。少なくとも方向性を持っていた」と語る。「彼ら(ドジャース)がオオタニと契約をした時、『オッケー、それなら彼をこのプロジェクトの焦点に決めよう』と思った」と続けた。
一方、ドジャースが大谷の獲得を発表した際、スポーツ用品店「Prociety Shop」のオーナーであるエリック・パク氏は、すでにネバー氏に壁画の作成を依頼していた。「私たちはドジャースか、レイカーズか、地元のチーム(を題材)にしようと決めていた。話し合っていたところ、ショウヘイが契約を発表した。だから、私たちは『これは、やらないといけない』となった」と述べている。
壁画はすでに高い注目を集めている。「多くの人がこの建物に訪れて、写真を撮ったり自撮りしたりしている。日本の大手メディアのインタビューも受けた。日本のツアー団体からの問い合わせもあった」とパク氏。壁画は今後“観光名所”に発展しそうな勢いだ。
(Full-Count編集部)