5球団競合から10年、守護神移籍で残るは「ゼロ」 他球団で活躍も…楽天の2013年組

ソフトバンク・古川侑利、楽天・松井裕樹、ヤクルト・今野龍太(左から)【写真:荒川祐史、小林靖】
ソフトバンク・古川侑利、楽天・松井裕樹、ヤクルト・今野龍太(左から)【写真:荒川祐史、小林靖】

2013年ドラフトで楽天は9選手を指名…古川は鷹の育成、今野は燕でプレー

 楽天から海外フリーエージェント(FA)権を行使した松井裕樹投手が23日(日本時間24日)、パドレスと契約したと正式発表された。米メディアによると、5年総額2800万ドル(約39億8600万円)。2013年ドラフト1位で入団して通算236セーブをマークした男の流出で、同年ドラフト指名した9選手で球団に残る選手は「0」となった。

 松井は桐光学園から楽天に入団。ドラフトでは5球団が競合する人気ぶりだった。2年目から抑えに回り、2019、2022、2023年に最多セーブのタイトルを獲得。通算防御率は2.40、659回2/3を投げて860三振を奪った。

 2位の内田靖人内野手は大砲候補として期待され、2018年には12本塁打。しかし2022年に戦力外となり、今季は社会人野球のエイジェックでプレーした。3位の左腕・濱矢廣大投手はNPB通算40登板。現在は豪州リーグでプレーしている。

 4位の古川侑利投手は2019年途中に巨人へ。2021年オフに戦力外となると、2022年に日本ハムと育成契約。開幕前に支配下登録され、34試合に登板した。オフに現役ドラフトでソフトバンクへ。今季は9登板にとどまり、再び戦力外となり育成で再契約を結んだ。

 9位の今野龍太投手は2019年オフに戦力外となり、ヤクルトへ。2021年には64登板で7勝28ホールド、昨年は51登板で1勝16ホールドをマークしてリーグ連覇に貢献した。今季も26試合に登板した。

 5位の西宮悠介投手、6位の横山貴明投手、7位の相原和友投手、8位の相沢晋投手は既に現役を退いている。松井のパドレス移籍で楽天に残る2013年組はいなくなった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY