ド軍・山本由伸が移籍会見 LAでのスピーチから2日後…古巣に感謝「本当に恵まれた」

会見に臨んだ山本由伸【写真:北野正樹】
会見に臨んだ山本由伸【写真:北野正樹】

山本由伸が大阪市内のホテルで“移籍”記者会見…入団時のスピーチは「60点くらい」

 オリックスからポスティングシステムを利用してドジャース移籍が決まった山本由伸投手が30日、大阪市内のホテルで記者会見を行った。2016年ドラフト4位でオリックスに入団してから、7年間お世話になった球団に感謝。「指導者の方に本当に恵まれた」と語った。

 27日(日本時間28日)には、米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるドジャースタジアムにて英語を交えながらスピーチを行い、決意表明していた。スーツ姿で登場した山本は、背番号18の新しいユニホームを着ると、笑顔で記念撮影などを行った。当時を振り返り、「緊張していました(笑)」。それからわずか2日後に日本でも移籍会見。「きょうはスピーチも準備していないので、リラックスしてお答えできればなと」と笑顔で語った。入団会見のスピーチは見返したといい、「なかなかの噛み具合でしたね……。(自己採点は)60点くらいです」と笑った。

 2016年にオリックスに入団。「スタートラインに立つという気持ちは似てるかなと思ったのですが、ドジャースのユニホームに袖を通した時、オリックスに入ったときもこんな感じだったなと思い出しました」と振り返った。

 在籍7年間では、通算172試合に登板して70勝29敗1セーブ、防御率1.82の成績を残していた。2021年からは沢村賞とMVPを3年連続で獲得するなど“無双”状態が続いていた。「指導者の方に恵まれた。故障に凄く気を使って下さった。順調な成長につながった」。担当の山口和男スカウトにも感謝。「すぐに連絡しました」と話した。

 ドジャースとは12年の大型契約を結び、総額3億2500万ドル(約458億円)は投手としてのメジャー史上最高額で、期間も投手では最長になった。決断の理由に関しては「とにかく勝ちたいということが一番なので、それに1番近いチームを選ばせていただきました」と明かした。

 来季から大谷翔平投手ともチームメートになり、世界一を目指す旅が始まる。面談では大谷から「『なんでも相談して!』と、とにかく優しく接してくれました」と明かし、「野球の世界の中で本当にトップ選手だと思う。同じチームでプレーできるのは特別なこと。成長に繋がる貴重なことだと思います」と共闘を喜んだ。

(Full-Count編集部)

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