溢れんばかりの“有望株” 4連覇へ隙なし…甲子園のスターに吉田正尚の後継者

オリックス・吉田輝星(左)と来田涼斗【写真:真柴健、小林靖】
オリックス・吉田輝星(左)と来田涼斗【写真:真柴健、小林靖】

ブレーク候補を独自選出…2軍で守護神を任された育成右腕も

 4連覇を狙うオリックスには、期待値の高いホープがゴロゴロいる。3年連続リーグ優勝を果たした中嶋聡監督だが、2024年に向けて戦力向上の手綱を緩めることはない。「育成&勝利」を掲げるオリックスのプロスペクト「トップ5」を“独断”で選出してみた。

 5位は来田涼斗外野手。2022年オフにレッドソックスへ移籍した吉田正尚外野手の“後継者”として期待された2023年は開幕スタメンの座を掴むも失速。1軍で輝くことはなく、出場4試合で11打数無安打の打率.000に終わった。ただ、2軍では84試合に出場して、打率.271、3本塁打、26打点を記録。才能開花が待ち遠しい。

 4位には椋木蓮投手を挙げたい。2022年9月末に右肘のトミー・ジョン手術を受け、リハビリに専念するために育成選手契約となっていた。2021年ドラフト1位指名を受けた右腕のポテンシャルは高く、プロ2試合目の登板となった2022年7月20日の日本ハム戦(京セラドーム)では9回2死まで無安打投球を披露した。2023年の10月に開催されたみやざきフェニックス・リーグでは実戦復帰も果たしており、2024年の完全復活が期待される。

 3位には2023年に2軍で守護神を務めた育成・入山海斗投手をピックアップした。150キロを超える直球を武器に、ファームで44試合に登板して5勝3敗13セーブ、防御率2.36を記録。プロ2年目を迎える2024年は、早期の支配下選手登録を勝ち取り、1軍マウンドで躍動したいところだ。

 2位には池田陵真外野手を選出する。高卒2年目の2023年は、1軍で12試合に出場して打率.206の成績だったが、2軍では90試合に出場して打率.301で首位打者のタイトルを獲得した。5本塁打、27打点を記録し、持ち前の打撃力を存分にアピールした。10月28日に行われた阪神との日本シリーズ第1戦では「1番・左翼」としてスタメンに抜擢。今秋からは捕手にも挑戦しており、出場機会の増加を狙う。

 そして1位には日本ハムからトレード移籍した吉田輝星投手を推したい。2023年は1軍登板3試合にとどまったが、2022年には51試合に登板した実績を持つ。年齢も2024年で23歳と、まだまだ若く、新天地で復活を遂げる可能性は高い。山本由伸投手がドジャース、山崎福也投手が日本ハムに移籍して迎える2024年。若き力が4連覇&日本一奪回に押し上げる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY