打率.364の20歳を大抜擢…中軸の顔ぶれ“ガラリ” 広島の開幕スタメン最速予想

広島・田村俊介(左)と末包昇大【写真:真田一平、中戸川知世】
広島・田村俊介(左)と末包昇大【写真:真田一平、中戸川知世】

中軸を担っていた西川龍馬やマクブルームらが退団、簡単に予想できない

 2018年以来6年ぶりとなる優勝を狙う広島打線は、クリーンアップに大きな変化が見られそうだ。新井貴浩監督の1年目は、5年ぶりのAクラスとなる2位に躍進。オフには西川龍馬外野手が国内FA権を行使し、オリックスに移籍した。外国人選手の入れ替えもあり、開幕スタメンも現時点では簡単に予想できない。

 そのような状況の中で、あえて年明け“最速”でラインナップを予想してみる。10月に右膝の手術を受けた秋山翔吾は、開幕には間に合うかもしれないが、入れないで考えた。1番から3番は菊池涼介、野間峻祥、小園海斗の並び。小園を1番に抜擢する可能性もあるが、CSファイナルステージでの打順を維持した。

 問題は退団したライアン・マクブルームや西川が務めることが多かった4番だ。27歳の大砲候補、末包昇大を期待も込めて抜擢してみた。2023年は65試合の出場ながら打率.273、11本塁打、OPS.862の好成績。新助っ人コンビのジェイク・シャイナーとマット・レイノルズ、堂林翔太らとの争いになるだろうか。

 続く5番にはシャイナー、6番にはレイノルズ。2023年はマリナーズ傘下3Aで124試合に出場し、打率.252ながら出塁率.369と四球を選ぶことができるシャイナーを前にした。一方のレイノルズは打撃では粗削りながら捕手以外を守ることができるユーティリティ性が持ち味。様々な可能性を与えてくれる存在だ。

 7番には侍ジャパンでも経験を積んだ坂倉将吾。そして8番には20歳の田村俊介を抜擢してみた。2021年ドラフト4位で愛工大名電から入団。2年目の2023年は1軍デビューし、22打席で8安打、打率.364の成績を残して大器の片鱗を示した。開幕投手は5年連続で務めた大瀬良大地から森下暢仁にバトンタッチする。

【予想スタメン】打率.364の20歳を大抜擢…中軸が大きく変わった広島のラインナップ

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY