“ポスト由伸”の一番手が復帰 覚醒間近の和製ランディ・ジョンソン…パのブレーク候補

日本ハム・根本悠楓(左)とオリックス・椋木蓮【写真:荒川祐史、真柴健】
日本ハム・根本悠楓(左)とオリックス・椋木蓮【写真:荒川祐史、真柴健】

オリックス椋木はTJ手術を経て復帰見込み、日本ハム根本は侍Jで躍動

 2023年のパ・リーグはオリックスが3連覇を飾った。大黒柱の山本由伸投手が抜ける2024年シーズンは、新戦力が台頭するだろうか。ここでは、パ6球団でブレークしそうな選手をピックアップする。(2024年入団の新人は除く)

 オリックスでは2021年ドラフト1位で、現在は育成の椋木蓮投手を挙げる。東北福祉大から入団した23歳右腕は1年目に4登板で2勝1敗、防御率1.02。7月20日の日本ハム戦では9回2死まで無安打に封じる快投を見せた。しかし、9月に右肘のトミー・ジョン手術を受けて育成再契約。2023年は全休で、10月の秋季教育リーグで実戦復帰した。2024年は開幕からの活躍が期待される。

 ロッテでは4年目を迎える右腕・中森俊介投手を推す。1軍デビューを果たした2023年は13登板(2先発)で3勝2敗、防御率3.54。クライマックスシリーズでも3登板で計5回1/3を投げて1安打5奪三振無失点で2ホールドを挙げた。豪州ウインターリーグにも参加し、2勝2敗、防御率2.38をマークした。2024年は大きな飛躍が期待できそうだ。

 ソフトバンクでは2020年ドラフト1位・井上朋也内野手に期待したい。2023年に1軍デビューし、15試合で打率.263、1本塁打。ロッテとのクライマックスシリーズでも出場機会を得た。楽天では2021年ドラフトで金沢学院大から5位入団した松井友飛投手を推す。2023年は2軍で17登板で6勝4敗、防御率2.59。1軍でも6登板で1勝2敗、防御率3.86をマークした。2024年は開幕ローテ入りが期待される。

 西武では2021年ドラフト4位左腕・羽田慎之介投手への期待が高まる。身長191センチで150キロ超の剛球を投げ、和製ランディ・ジョンソンとも称される。1軍経験はないが、2023年は2軍で8登板、防御率2.15をマークした。

 日本ハムでは20歳左腕の根本悠楓投手を挙げる。苫小牧中央高から2020年ドラフト5位で入団し、2022年、2023年にいずれも3勝をマーク。侍ジャパン・井端弘和監督の初陣となった「アジアチャンピオンシップ」のメンバーに抜擢され、2登板で5回無失点と躍動した。2024年に一気にブレークする可能性もありそうだ。

(Full-Count編集部)

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