防御率4.91の田中将大&存在感薄れる大物助っ人 世代交代の声も…楽天で復活狙う選手

楽天・田中将大(左)とマイケル・フランコ【写真:矢口亨】
楽天・田中将大(左)とマイケル・フランコ【写真:矢口亨】

茂木は8試合の出場で打率.083、メジャー通算130本塁打のフランコは不発

 主力選手の多くが30代を迎え、世代交代も課題となっている楽天。見方を変えれば、ベテラン選手たちが生きのいい若手に負けじと、チームを支え続けていると考えることもできる。ただ、その中でも2023年は故障や不振で苦しみ、正念場を迎えた選手も。2024年に復活が期待される男たちを紹介していきたい。

 日本に復帰して3年目、田中将大投手がここまで苦しむとは誰もが予想しなかっただろう。24試合に先発して7勝11敗、防御率4.91。キャリアワーストの成績に終わり、日米通算200勝まで3勝に迫りながらも足踏みが続いた。まだ35歳とこのまま衰えるには早すぎる。鮮やかなカムバックで存在感を示したい。

 野手では、茂木栄五郎内野手がわずか8試合の出場で打率.083に終わった。2016年には新人王投票で2位に入るなどスター候補だったが、2018年以降は左肩の故障や椎間板ヘルニアなどに苦しんだ。内野手にライバルが多く厳しい戦いだが、イースタンでは打率.297、OPS.810と別格。再浮上の足掛かりにしたい。

 かつての輝きを取り戻したい大物助っ人もいる。メジャー通算130本塁打の実績を引っ提げ、昨オフに加入したマイケル・フランコ内野手だ。2015年から5年連続で2桁本塁打を放った長距離砲の1年目は、95試合で打率.221、12本塁打、OPS.644と物足りない数字が並んだ。生き残りへ崖っぷちの2年目を迎える。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY