求められる“有望選手”ばかり? 韓国にメジャー、続々決まる元西武助っ人の新天地

元西武のデビッド・マキノン(左)とブルックス・クリスキー【写真:矢口亨、荒川祐史】
元西武のデビッド・マキノン(左)とブルックス・クリスキー【写真:矢口亨、荒川祐史】

大幅刷新される西武の助っ人陣

 西武を去った助っ人たちが、続々と契約を結んでいる。支配下では昨季プレーした5選手が退団し、新たにアルバート・アブレイユ投手、フランチー・コルデロ外野手らを獲得。助っ人陣は大幅刷新され、2024年シーズンを戦うことになる。

 来日1年目で15本塁打を放つなど、一塁手として攻守で活躍したデビッド・マキノン内野手は、KBOサムスンと契約。プロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、打撃や走塁、守備、投球を総合的に評価して貢献度を表す指標「WAR」はドミンゴ・サンタナ外野手(ヤクルト)と並び助っ人野手ではトップとなる「2.1」をマークしていたが、残留はならなかった。2年間プレーしたディートリック・エンス投手も同じ韓国のLGツインズに加入となった。

 2022年にDeNAでプレーし、2023年途中に獲得したブルックス・クリスキー投手は、終盤に一時守護神になるなど、スプリットを武器に14試合で防御率1.93の好投を見せたが、退団が発表され、レッズとマイナー契約を結んだ。元楽天のアラン・ブセニッツ投手らとチームメートとなる。

 マーク・ペイトン外野手はホワイトソックスとマイナー契約。昨季序盤は打率1割で2軍調整となっていたが、9月には月間打率.297と調子をあげていた。38試合に登板したヘスス・ティノコ投手も1年で退団となり、レンジャーズとマイナー契約を結ぶことが発表されている。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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