11億円投資で電撃復帰…出戻り助っ人は活躍する? わずか28日で退団、再来日で才能開花も

ソフトバンクから自由契約となったアレフレド・デスパイネ(左)と日本ハムと契約合意したドリュー・バーヘイゲン【写真:荒川祐史、石川加奈子】
ソフトバンクから自由契約となったアレフレド・デスパイネ(左)と日本ハムと契約合意したドリュー・バーヘイゲン【写真:荒川祐史、石川加奈子】

バーヘイゲンが3年ぶりに日本ハムへ復帰

 新庄剛志監督も驚きの電撃復帰だった。日本ハムは12日、ドリュー・バーヘイゲン投手との契約を発表。昨季メジャーで60試合に登板した現役バリバリの右腕は、米メディアによると、契約金は2年総額800万ドル(約11億5900万円)に迫るという。日本へ出戻りした助っ人は活躍するのか、振り返ってみる。

 直近ではソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手がわずか1年で出戻りとなった。2022年は打率.269、14本塁打、40打点だったが、2023年途中に加入すると、打率.071と大不振。わずか1年で再び退団となった。

 西武黄金期を支えたオレステス・デストラーデ外野手は1992年に41本塁打で3年連続の本塁打王に輝いた。同年オフにメジャー復帰。1995年に再び西武に復帰したが、46試合で打率.245、6本塁打23打点だった。

 中日で左腕エースとして活躍したチェン・ウェイン投手は2011年には25試合に登板し8勝10敗、防御率2.68の成績を残し、メジャーへ移籍した。メジャーでも3度の2桁勝利を挙げるなど通算59勝をマークし、2020年にロッテで日本復帰。翌年は阪神でプレーしたが、2年で6登板に終わった。

 ルイス・ロペス内野手は1996年に広島に入団すると同年に打点王(109打点)、1997年には170安打、112打点で打点王と最多安打のタイトルを獲得した。その後、ダイエー(現ソフトバンク)、米独立リーグなどでプレーし、2000年に広島復帰。93試合の出場で打率.313、20本塁打と結果を残し2002年までプレーを続けた。

ロバート・ローズはロッテ入団もわずか28日で退団

 フェルナンド・セギノール外野手は2002年にオリックスに入団。23本塁打を放ったが、打率.204に終わり1年で退団した。2004年に日本ハムでNPB復帰すると活躍。NPB通算172本塁打、483打点の成績を残した。

 横浜(現DeNA)で首位打者1度、2度の打点王に輝いた最強助っ人、ロバート・ローズ内野手は2000年オフに横浜を退団した2年後の2002年にロッテでNPB復帰。しかし、「野球のスピードについていけなかった」と、来日からわずか28日で帰国した。

 タフィ・ローズ外野手は2005年に1度現役引退を表明。2007年にオリックスで現役復帰すると、42本塁打をマーク。翌2008年には打点王のタイトルを獲得した。2013年に楽天でプレーしたケーシー・マギー内野手は2017年に巨人でNPB復帰。打率.315、18本塁打、77打点の好成績を残した

 他にもソフトバンク、阪神に所属したジェイソン・スタンリッジ投手や日本ハムでプレーしたシャーマン・オバンドー外野手らが一度帰国後に再び日本球界に復帰している。

(Full-Count編集部)

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